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​女殺油地獄・短歌編

あらかじめ 示し合はせた 息と息    

芙蓉の息の 帯解くとき 

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​橘 月心 ・ 女殺油地獄
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 逢ひ見ての のちの心に比ぶれば 金魚など下げ

あたかも夏の昼下がり おずおずと袖触れ合へば

勝気の娘もしずしずと 和服姿で かしこまりておるが

如何に名の通り ここにかしこにいたずらの目輝かせ

これはこれはとにじり寄る いつぞや時は夕間暮れ

誘ふたつもりが つい誘はれて 気付けばふたりは

蛇の穴 其処はかふして 此処はさふして教えを乞はば

やがて哀しき男時に女時 医者の立場で恋患ひとは

​いとあぶなければ ますます火に油足す ・ ・

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