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橘 月心
​聖書故事・そしてあるいはカラヴァッジョの余白に
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​時代考証を先に述べれば 16世紀末から17世紀初頭に掛けて活躍したイタリアの画家・カラヴァッジョ ルネサンス期のあとに登場し 光と陰の明暗を描き分けて余りある作風である 絵の依頼主がカトリックの諸教会や時の権力者だったために このような画材になったのだし 一貫してキリスト教色の濃い絵を描いているが 聖書の記述からここまで濃い人間の血を描き出せるとは 絵の好悪は二の次としても ある種の奇跡である 評伝は私生活に於いても血の気の多さを窺わせるが 人間の本質を描いて小気味いい画家だ キリスト教の美しい一面だけを視野に捉える信仰の人には不向きだが どの歌も彼の作品なくしては生まれなかった

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