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玻璃玉 ・ 橘 月心
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　　　あとがき
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悪戯っけたっぷりで　じつはちょっぴり哀しく
尊過ぎて涙が零れそうなのに　なお肩肘張って
転んで擦り剝いて　危なくひりひりしているのに
あっち向いたりこっち向いたりしながら生きて来た
機転が利きすぎて空回りしたり　当事者でないと
分からないフレーズばかりで書き進んできたが
そこは青春の疵の数々として平にご勘弁願おう
一々にそれぞれ秘密のエピソードがあるのだが
こうして書く行為で浄化されてゆけばいいと思う
芭蕉の旅は一里行く毎に一句詠んだというが
さても数百詠んでもまだ詠み足りないのである
​
​　　　　　　　　　　　　　橘 月心
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