top of page
この道

風渡り

青そら高く栗の葉翻り

この道は いつか来た道

それが証拠にどのいちまいも微笑んでいる

いつかこの木の下に

きみのあかしを埋める日まで

風渡り

青そら高く栗の葉翻り

この道は きみと来た道

それが証拠にどのいちまいにも涙が滲んでいる

いつかこの木の下に

ぼくのしるしを埋める日まで

              imuruta

ぼくの名は 不思議人 < imuruta > ここに紹介しているのは、ぼくの 第3詩集にあたるものです。 つぎに紹介するはずの第4詩集<月下の道>とペアを組んで、ひとつの夢の世界を構成しています。集中、ぼくのお気に入りは<ユン>です。彼女はぼくの夢の中を文字通り難なくすり抜けて、おそらく次の<月下の道>にも登場してくれることでしょう。

© 2016   produced by imuruta with WIX.com

bottom of page