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初め 撞かれて 撞かれて毬

はじめ跳ねて はねて毬

初め 撞かれて 撞かれて弾み

はじめ弾んで はずんで跳ねる

毬はなぜか 子どもに似ている

毬はなぜか きみに似ている

初め弾んで はずんで跳ねて

はじめ撞かれて 撞かれて跳ねる

毬 まりはひとりでにまるくなった

毬 まりはいつも誰かの手に転がりこみたい

毬 きみはいつも捜している 遊び相手を

そして手は いつも捜している 相手してくれる毬を

はじめ弾んで はずんで跳ねて

はじめ跳ねて 弾んではねる

毬 ほおっておくとどこまでも転がってゆく毬

毬 ほおっておかれたくて じつはほおられたくない毬

抱かれて 抱きすくめられて 毬

弾んで はずみ 跳ねて 愛

撞かれて どこまでも 夢の国

あたし あたし あたし 毬

                imuruta

ぼく名は不思議人<imuruta> ここに紹介
しているのは ぼくの第三詩集<愛の新世界>
ペアを組んで ひとつの夢の世界を構成する

<月下の道>です これらの詩は遠い処から来た
それはまるで この地球に降りたつと同時に
記憶喪失に陥ったかのような 遠い夢の破片から
「私を忘れないでいて欲しい」という 何かか細い
星からのメッセージのように ぼくの耳には
聞こえました ぼくは耳の奥で呟き続ける
これらの声をここにしるしました 皆さんの耳には
​どんな風に聞こえるか分かりませんが・・

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