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​<畝傍>目次

01  白無垢

02  鹹湖

03  沈丁花

04  合い間

05  水練

06  竹の里

07  きんとと

08  青柿

09  ビードロ

10  白狐

11  イムルータ

12  うねび

13  伽藍堂

14  夜が夜を

15  罌粟畑

16  牡丹

17  耳莬

18  愛染

19  錦鶏

20  寒月

21  未然

22  人魚憑き

23  香久夜姫

24  悲鳴

25  秋津国

26  観音

27  天女

28  飛天

29  取調室

30  わかって下さい

31  縁日

32  人形

これは ぼくの六番目の詩集です

<水のもの><月のものを>呼び込んでの

ジャパニーズ・バーレスクの世界をご堪能下さい

 

​明日香風 いたづらに吹く いづくにか かくだにも

見れど飽かぬ ま幸くあらば またかへり見む 

旅ゆく君と 知らませば さやく照りこそ

呼子鳥 象の中山 かねて知りせば うらさぶる

​心さまねし ひさかたの 天のしぐれの 流れあふ見れば

うるはしき とををにも 妹が心に ますらをの 

恋ひにてし 匂ふまで ゆめこの花を 風にな散らしそ

かへり見すれば 人の眉引き 月傾きぬ

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